ごあいさつ
「ハマナカトオル作品集」
ホームページについて
ハマナカトオル(ミュージカル作家)

「ハマナカトオル作品集」のホームページを見ていただき、ありがとうございます。

当ホームページ「ハマナカトオル作品集」は、私が書いたミュージカルやストレートプレイの作品(台本や譜面など)を無料で自由に閲覧することが出来、ミュージカルを演じてみたい皆様が、台本をプリントアウトして読み合わせや稽古、 発表会や公演が出来るようにと願って開設いたしました。

私は、長くミュージカル教育の現場に携わってきた経験から、自由に無料で稽古出来るミュージカルの台本が簡単に手にはいり、全国のどこにいても稽古をすることが出来れば、日本のミュージカルの成長に役立つだろうと考えていました。 とくに日本のミュージカル台本は、それを製作している劇団や会社が専有していて、なかなか一般に出回るものではありません。外国などにある作品エージェントもありません。公演を見て「台本を読みたい」「この作品を稽古したい」 「私たちで公演を行いたい」と思っても難しく、そのうち、作家が死去したり、劇団や製作会社が無くなって上演されなくなると、作品も忘れられてしまうことを目にしてきました。

誰でも簡単にミュージカルの稽古が楽しめて、自分達でも公演が実現できる低予算のミュージカルがあったら、もっともっとミュージカルに親しむ機会が増えるのではないかと思い、私の作品から公開出来るものを当ホームページに掲載し、 無料で読み合わせ、稽古できるようにしました(全ての作品ではありません)。公演を行いたい場合は「ご説明」ページをお読みください。有料公演を製作したい方のみ、「上演許可申請書」 を記入して作品使用の許可をお取りください。

小劇場やライヴハウスなどで上演出来る低予算の小規模ミュージカル作品の台本と楽譜が、もっとあったらいいのにという声を、私の周囲のミュージカル俳優や作曲家などのスタッフからも、よく聞いています。たとえば、 ミュージカル俳優一人とピアニスト一人だけで演じられる、40~50分のライヴハウス用ミュージカルなどです。これから私のライフワークとしてそうした作品を書き続け、このホームページに順次掲載し、皆様に面白いと思っていただき、 読み合わせに、稽古に、公演に使っていただけるように出来れば、ミュージカルに興味を持ち,自分でもやってみたいと考えている方々のために、非力ですがお役に立つのではないかと想像しております。

また、このホームページの活動を通じて、これからオリジナル・ミュージカルを創作してみたい方のために役に立つ道も考えたいと思います。「レント」の作者ジョナサン・ラーソンは「tick,tick…BOOM!」の中で、「次回作に期待と言われても、 アルバイトをしながら一本のミュージカルを書くには5年もかかるんだ。次回作の時は、俺はいくつになっているんだ。」と嘆いています。しかも作品が完成して上演されるまで、作品による収入はありません。完成し運良く上演されたとして、 成功の保証もありません。きびしい道です。よほどミュージカルに取り憑かれた人でなければ、人生を創作に捧げたいと思わないでしょう。私には、よく分かります。しかし、それでも書いてみたいという人は、同じ世界の仲間です。 日本のミュージカルを書いて行く台本作家・作詞家・作曲家を応援する取り組みを進めてみたいと思っています。どのようなことをするかは、ひとつひとつ考えて行きますので、どうぞ当ホームページにご注目ください。

人と人とが触れ合う機会が減少している現代社会において、生の人間を直接見る演劇の臨場感は、とても重要なものになっていくと感じています。生の演劇体験の新しい形を模索し、皆様と一緒に考え、発信して行けるサイトに したいと願っています。

執筆する新作品、そして新しい企画は、常にこのホームページ上で発表して行きますので、どうぞ末永く、ご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。