「二人でミュージカル」
「二人でミュージカル」
第一話~娘からの電話~
/第二話~同窓会~
作品内容

熟年夫婦役の男女二人だけで演じる二幕形式のミュージカル・コメディ。

第一話「娘からの電話」は、娘からかかってきた不穏な電話をめぐって大慌てとなる熟年夫婦のドタバタを描いている。作曲は、ハマナカと「月に歌えば」「クリスマスに歌えば」を創作した守屋由貴。第一話は、2018年8月4日、 銀座のライヴハウス(銀座ラウンジゼロ)において、ベテラン俳優の末次美沙緒と森田浩平の二人によって上演され、爆笑のステージとなった。

第二話「同窓会」は、2021年12月に脚本執筆。熟年夫婦に高校の同窓会のお知らせが届き、高校時代を思い出しながら、もし別の人と恋愛し結婚していたら、どのような人生になっていただろうかと想像するお話。

「二人でミュージカル」
脚本
「二人でミュージカル」
楽譜
作家より
「男女二人でミュージカル」
脚本・作詞 ハマナカトオル

男女二人だけで演じるミュージカルは、「I Do!I Do!」や「BEFORE AFTER」など、いくつかありますが、私が一番思い出深いのは、木の実ナナさんと細川俊之さんが毎年続けて来られた「ショーガール」です。面白かったなあ。 男と女だけ。あとはお洒落な脚本と、歌と踊り。この上なくシンプルで、完璧なスタイル。憧れていたスタイルのステージを、この作品で書くことが出来て、楽しかったです。こういうステージ、ミュージカルの原点ですよね。 作家にとっても、俳優にとっても。シンプルだからこそ、腕が分かる。いつもトライしていたいですね。もっとやりましょう!

【2021年12月追記】「二人でミュージカル」第一話「娘からの電話」から三年以上の月日が流れましたが、第二話「同窓会」の台本を書きました。このお話は、第一話の本番を上演した時にはすでに頭にあった内容で、 1937年のフランス映画「舞踏会の手帖」から発想したものです。熟年夫婦が、もし、若き日に別の人と恋愛し結婚していたら、自分はどんな人生を送っただろうという「if」を書きました。熟年の人なら、 誰でも一度は想像したことがあるのではないでしょうか。

第一話と第二話が出来たことで、この作品は劇場で上演出来る二幕形式のミュージカルになりました。男女二人だけで演じる夫婦の物語ということで、トム・ジョーンズ&ハーヴェイ・シュミットのミュージカル 「結婚物語(I do! I do!)」に近いスタイルの作品になったと思います。この作品は日本でも人気があり、数組のベテラン俳優で上演されてきました。私は、細川俊之&草笛光子版の舞台を観ていますが、その時から、 こんなかたちの日本のミュージカルを作りたいと思って来たことは間違いありません。ずいぶん長い時間がかかりましたが、発表できてよかったです。

「二人でミュージカル」
作曲家プロフィール
守屋由貴(作曲・編曲)

大阪府出身。奈良教育大学 教育学部 音楽文化専修 声楽専攻卒業。大学にて、声楽・ピアノの他に、作曲・音楽教育・音楽療法を幅広く学ぶ。卒業後上京し、東宝ミュージカルアカデミーに4期生として在籍。 現在は、ミュージカル・ストレートプレイ問わず、舞台・ライヴ出演の他、ピアニスト・演出助手・作編曲家として活動。主な出演作に、「寝屋のはちかづき」はつせ役主演、「ひめゆり」はる役、「何処へ行く」エウニケ役、 「二十四の瞳」片桐コトエ役、「蝶々さん」など。ピアニストとしては、音楽劇「ウレシパモシリ」を初演から担当、他ミュージカル俳優のライヴサポートを多数行い、作編曲家としても、多方面へのオリジナル楽曲の提供や 楽曲アレンジを積極的に行っている。近年は演出助手としての活動も多く「bare」「FACTORY GIRLS」「JERSEY BOYS in CONCERT」「Flashdance THE MUSICAL」「アルジャーノンに花束を」「プラトーノフ」等に参加。 ミュージカル座では、「何処へ行く」「マザー・テレサ 愛のうた」「おでかけ姫」「結婚行進曲」「タイムトラベラー」にて出演・音楽監督助手を務め、2016年12月、ハマナカトオルとコンビを組んで「月に歌えば」で作曲・音楽監督デビュー。 2018年8月に「二人でミュージカル」、2019年12月に「クリスマスに歌えば」を発表。

「二人でミュージカル」
作品ビジュアル
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チラシ表面
「二人でミュージカル」
稽古写真
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