「ママの恋人」
「ママの恋人」
作品内容

ハマナカトオル脚本によるストレートプレイのコメディ。主人公の家の一杯セットだけで展開する。シングルマザーの女優と一人娘を主人公に、新しくママの恋人となった男性が、めでたく結婚してパパになるかどうかを描く。

花岡洋子は、小学生の一人娘をかかえたシングルマザー。今日もまた新しい恋人の男性とハワイに行くと言って、マネージャーの富田を驚かす。ママの恋人は、作家の村上さんだった。一人娘のりえは、 村上さんが新しいパパになってくれるといいと望んでいるが、ママの恋はいつもうまくいかない。

村上さんが去った後は、二枚目の週刊誌記者、笠島さんがママの恋人になったけれど、愛人のリカコをつくって去って行く。

次は探検家の亀岡さんが恋人になったけど、莫大な借金を残したまま行方不明になってしまった。

マネージャーの冨田は、女優志願の娘マリ子をママの代わりの女優にして去って行くし、お手伝いの妙子おばさんもいなくなった。

芸能リポーターにも追いかけられて、ママは絶望、大混乱。はたして、ママの幸せはやってくるのだろうか・・・?

ミュージカル「ママの恋人」
キャスト表
「ママの恋人」
脚本
作家より
コメディに恋して
脚本 ハマナカトオル

「ママの恋人」は、私が31歳の頃( 1989~1990年)に書いた作品です。一杯セットで出来るストレートプレイのコメディで、その頃、私はこういうタイプの脚本を書く人間になりたいと思っていたのでした。コメディが書ける作家に憧れていたのです。 しかし、その後ミュージカルを書く機会が多くなり、ストレートプレイを書くことがほとんどなくなりました。今振り返ると、人生失敗した、という思いでいっぱいです(笑)。今でもよく出来たコメディを見ると、 「やられた!」という気持ちになるのですから、やっぱりコメディに恋しているのです。楽しいストレートプレイのコメディを何本も残すような作家になりたかった。もしまだ時間があるなら、出来る限り書き残せたら嬉しい。そんな思いです。

この作品は、30年以上も前に書いた作品で、携帯電話もない時代だったので、今回(2020年)のHP掲載を機に、今の時代にそうように全体的に脚本に手を入れました。

「ママの恋人」の主人公花岡洋子は、自分の愛やお金をどんどん人に与え続けて、最後は無一文になってしまいますが、目に見えない世界では徳を積み上げていたのでしょう。だから最後に、みんなが助けてくれたのだと思います。 人生は『人にどれだけ与えたか』が大事だと私は思っています。

「ママの恋人」
作品ビジュアル
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「ママの恋人」
舞台写真
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